オオサカジン

日記/一般 日記/一般   | 大阪市

新規登録ログインヘルプ


2006年09月13日

すみれの思い出

この話しは、居酒屋びぃと、の看板犬すみれと両親(としはるパパ両親)の思い出の記です。
すみれ 享年7年
2006年7月2日午前8時
みやの動物病院にて急性呼吸器不全で死亡
7月2日帰宅、通夜
7月3日葬儀
すみれの思い出
すみれの死は、あまりにも突然であった。

先日から頚椎、脊椎の異常によって動く事ができなくなったため、病院に入院させ、治療を受け経過

を見ていたが、死の前日いつもならご飯を残さず食べるすみれがご飯を残した。

病院も不審に思い血液検査等を行った。しかし翌日の朝急性呼吸不全となり、

そのまま目を覚ますことはなかった。

昼ごろようすを見に行った妻はすみれの死を知らされ家に連絡をいれた。

電話は、号泣から始まり「すみれが死んだ」を繰り返すのみであった。

しばらくしていえの裏に車の音がした。

が、戸をあける音がなく外へ出ると妻の脚を枕にして助手席に毛布で包まれたすみれがいた。

「すみれが死んだ」を繰り返し泣く妻がすみれの体をさすっていた。

ドアを開けまだ暖かく、軟らかいすみれを抱いて、家に入った。

10畳の部屋の真ん中にすみれをおいた。

妻は

「私が悪いのすみれは、さびしく一人で死んでいった」

といって泣く。唖然としてうごかなくなって帰ってきたすみれを見た。

不思議と涙が出なかった。何故、何故なんだと心の中で繰り返していた。

入院は、脊椎、腰椎の異常で死ぬ病気では、なかったからだ。

急ぎの仕事があり、机に向かって仕事を始めるが、「目を覚ましてよ、おきなさい、お父さんみてよ、

まだ、息をしているみたいだよ、さわってごらん暖かいから。」

と言いながら、号泣する妻の声が続いていた。

落ち着かず、仕事の手を止めてすみれの傍に行く。

「ほらまだ生きてる。目をさまして。」

とすみれと私に妻は泣きながら訴える。

仕事に掛かるがだんだん落ち着かなくなり、いつもならすみれが傍に来て

「何してるの?」というような目をする。
すみれの思い出

「すみれがいないのか」

という感情が大きくなる。悲しみが大きくなり仕事が手につかなくなった。

仕事を今日中に仕上げないといけないが、一旦切のいいところで印刷を行った。

すみれの傍によった。妻は息子と娘、母親にすみれが死んだ事を知らせている。

しばらくして娘がきてくれた。

娘がきて妻は、少し落ち着いて号泣は、少なくなった。

すみれをそのままにしておけないので病院に連絡して葬儀の手続きを聞いた。

葬儀屋に連絡したら「2時に伺います。」との事だった。

葬儀屋はかたちだけのお悔やみを言った後、事務的に葬儀の手順、費用の話しを切り出した。

その後すぐに葬儀に掛かる準備を始めようとした。

「葬儀は明日にしてくれないか」と頼むと、「明日でもいいですが・・・費用が掛かりますよ」

との事であった。

とにかく明日9時に葬儀を行うことを確認して帰ってもらった。

しばらくして、娘も帰ってまた妻とすみれと私になった。

夕方まで妻は落ちつかないまますみれの傍にいた。

「今日は店を休むかい?」

「店に行ったほうがいいよ」

と言ったが返事がなかった。しばらく泣いていると静かになり、「行って来るわ」

と言ってでかけた。


仕事を終わらせようと机に向かってパソコンのキーボードをひたすら打っていた。

「ふといつもの元気なすみれなら、足に手を掛けて抱っこしろと、ねだってくるな!」

と思い、すみれを覗き込んだ。

「あーやっぱり死んでしまったんだ」とすみれの死を実感し、強烈な悲しさが襲ってきた。

仕事が終わり後、製本だけになったので製本した報告書を明日の朝取りに来てくれと連絡し

机をはなれ、部屋の真ん中にいるすみれの傍に行き座った。

触るとまだ暖かく、硬直も感じられなかった。

やさしい顔をして痛みも感じていない安らいだ顔をして寝ているように横になっていた。

「たかがペットなのに」

今まですみれと過ごしてきた日々を思い出し、涙が止まらなかった。

誰もいないので大声で泣いた。こんなに悲しく、涙が溢れる自分を不思議に思うくらい止まらなかった

「すみれ、目をさませ、目を覚まして散歩に行こう」

すみれの思い出とすみれの大きな耳をつかんで声をかけ泣いた。

起きてくれたらと思いなんどもなんども体をゆすり声をかけた。

それからしばらくして妻のいる店に手伝いにいった。
すみれの思い出

続きはまた、書かせていただきます。


http://blog.goo.ne.jp/XMLRPC
同じカテゴリー(ビーグル犬)の記事画像
すごく可愛いビーグル犬
すみれの思い出 3章
すみれの思い出 2章
同じカテゴリー(ビーグル犬)の記事
 すごく可愛いビーグル犬 (2006-10-26 10:10)
 すみれの思い出 3章 (2006-09-17 20:53)
 すみれの思い出 2章 (2006-09-17 01:08)

Posted by パルピロ at 18:12│Comments(4)ビーグル犬
この記事へのコメント
はじめまして。
我が家にもビ-グル犬がいます。
このブログを読んで、涙が止まらなく出てきました。
まだ、7歳なのに早すぎますね。
Posted by kokori at 2006年09月13日 20:49
本当に早すぎる死でした。お店に来るお客さんもすごく寂しくなったとすみれの絵を描いてくれたりお花を持ってきてくれたりと、すみれも喜んでいると思います。
kokoriさんのビーグル犬の写真があれば拝見したいです。
すみれとの思い出をまた書かせていただきます。
Posted by at 2006年09月13日 21:07
とっても寂しいですよね。なんだか写真を見ていると、小さな子供のような感じがしました。
Posted by ぽこた at 2008年11月12日 14:24
失礼します。家族と同じペットが亡くなり、とても辛い思いをしたことでしょう。ペットの葬儀は行いましたか?
もし、そのような葬儀をご存知なければ、ここで詳しく紹介しています。良ければ、ご覧下さい。
Posted by KON at 2008年11月27日 14:00
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。